“ドンス張り新工法”は 質の高い壁装ニーズに応えます ヨーロッパでは、「壁に布を張る」ことが古くから行われていました。それは、宮殿や高級ホテルなどで必ずといっていいほど目にすることでよくわかります。 その壁布が、最近ヨーロッパでは高級ホテル等だけでなく一般住宅にも広く使われるようになってきました。 ヨーロッパでは壁布や壁紙には「壁に衣服」という別名があるように、室内を美しく見せる最適の化粧材と広く知られているからです。 それだけではありません。壁布は反響音を吸収したり、音を和らげたりする特性をもっています。その他、照明などの光と調和して静かな雰囲気をつくりだす働きもあり、絵や装飾品、あるいは家具などを美しく見せてくれます。そのため、ヨーロッパでは展示会や美術館の壁にも布がよく張られます。 この壁に布を張る壁面装飾の施工法が“ドンス張り”です。 この工法は壁面下地にやわらかな不織布を張り、その上に裏打ちをしていない布を四周にとめて張る方法で、高級織物の風合いを最大限に生かせる方法として、日本でも以前から知られてはいます。けれども、一般的なクロス工事に比べ技術を要することから、広く普及しているとはいえず、技術者も少ないのが実情です。 しかし、日本のインテリアニーズはより質の高いものへと移行していきます。この傾向は今後強まることはあっても弱まることはなく、“ドンス張り”は、そのニーズに応える最適の壁面装飾と言えるでしょう。 この“ドンス張り”にはいくつかの工法がありますが、当社では、より確実にきれいな仕上げが可能な「新工法」を提案します。 |
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ドンス張り新工法<施工手順> |
1ジョイナーを壁面周囲に取付けます |
1.タッカー等にて固定します。 2.隅はジョイナーを突き付けます。 |
2モルトンを壁面に取付けられたジョイナーに張ります |
たるみが出ないよう、少し引っ張るようにして壁面全面に張り、ジョイントは突き付けとします。 1.普通の布地を張る場合、モルトン端部をジョイナーに差し込みます。 2.上張り用布地が透けるタイプの場合、ジョイナーに両面テープ等で接着し、モルトンの余りはカットします。 |
3布地を専用へらを使用してジョイナーに差し込みます |
布地を広げて隅を仮留めし、隅辺に1〜2cmほど余裕をもたせ、ハサミで裁断します。 差し込む手順としては以下の順に行ない、壁面全面に張ります。 1.壁面平面に取付けられたジョイナーに差し込みます。 2.壁面側面に取付けられたジョイナーに差し込みます。 3.壁面下端に取付けられたジョイナーに差し込みます。 |
4ほどよく張り上がるよう専用へらで微調整します |
(詳細図) ※防火制限を受ける場所では、使用材や施工業者の制限を受けますので、詳細は弊社までお問い合わせ下さい。 |
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